空海と親鸞、ともに景教を学び、それを社会に流布した。しかし、親鸞は慈善事業にまで手を伸ばさなかった。だから空海は偉大で親鸞は偉大でない…それは短絡的です? (親鸞とユダヤ.キリスト)
こんにちは。
景教(東方ネストリウス派)はすでに7世紀に日本に伝わっていて、それを聖徳太子も学び政治に生かしていったのです。
そして、大仏建立で有名な、聖武天皇の皇后であった光明皇后も政治に生かしたのです。

のみならず空海もそれを生かしたのです。
空海が遣唐使として中国から帰国した当時の日本では密教が話題に上っていて、それを学んできた空海に白羽の矢が立っていたので、その密教が国教になったのです。
国教として仏教が採択されたのはこの空海の密教だけなのです。
空海は、万農池修築をおこない、忠実であり土木技術を駆使したのです。
また社会事業として、橋をかけ、井戸を掘ったのです。
これは「済生利民」という菩薩道の理念にかなっているのです。
また空海(下写真)は、種智院における総合教育を施し、僧侶+博士(儒教、道教)の教育をおいたのです。

ここでは、学費無料、衣食住給付で身分問わずだれでも門戸を開きました。
ここで、儒教、道教、仏教を教えました。
ここは鎌倉時代以降の続き、その長老は幕府が任命したのです。
実に素晴らしい偉業であると思います。
こういうことを空海が施したにもかかわらず、日蓮正宗の信徒団体だった顕正会の信者の知り合いがいうに「真言宗(空海の宗教)は、邪教だ!」ということです(笑)。
この理由は日蓮が生前に真言を否定していたことを由来にしているのでしょう。
日蓮は「念仏無間、真言亡国、禅天魔、律国賊」といっていたのです。
あまりに狭窄な意見という他ないのです。
日蓮が言っていたから、ではなく、もっと広い視野で物事を判断してほしいのです。
こういう慈善事業を日蓮(下写真)がしたのですか?というとそんなことはないのです。

あの人はただ、自分の教えを広布しただけの人なのです。
そこで有名なのが、辻説法でしょう。
その行為はそれはそれで立派ですし学ぶ姿勢であるとは思います。
しかし、それだけでOKであるとは思えないのです。
自分の属す宗教にはないものを他の宗教からも学び、感動したらそれを自身の生活に生かす、そういうことが大事であると思うのです。
こういうモラルであるゆえに、私はどこの宗教にも属さないのです。
しかし、神や仏の存在は信じています。
こういう慈善事業は、浄土真宗の親鸞もしなかったのです。
かといって否定すべき筋合いのものではないのです。
衆生の精神的な幸福のために、親鸞も衆生の中にわけ行って布教していったのです。
その教えの内容についてはここでは詳説できませんが、それが多くの人間に受け入れられて日本で一番の信者数を擁する宗教団体になったのです。
空海は慈善事業をたくさんしたが、親鸞はしなかった。
これで空海を賞賛し、親鸞を否定する…こんな短絡的なことはしたくないのです。
それはバックグランドが違うのです。
空海はバックグランドが、日本の政府によって後押しをされていたがゆえに、可能だったのです。
まさに資金の差だったのです。
その慈善事業の理念が大事と思った人ならば、出来うる限り社会生活において行動すべきでしょうし、資金的に余裕があるのであれば、そういうことやそれに付随することをすべきでしょう。
こういうことは、宗教の本を読むことによっても学ぶことができるのです。
本というものは、そこかしこに学べることが転がっているのです。
ゆえに自分が属す宗派だけ学んで入ればそれで大丈夫、という考えには私はどうにも結びつかないのです。
ここでは確認しておきたいのですが、聖徳太子や光明皇后や空海が宗教、学芸、音楽の殿堂、無料病院、診療院、薬局、保護施設を設置していったというその理念は、キリスト的な信仰や思想なくしてできなかったということです。
景教徒はシルクロードの各地に無料の病院や薬局、慈善福祉施設を作ったのです。
学芸を普及し、福音を伝道したのです。
慈善福祉施設は作らなかったけれども、親鸞も景教の内容を学んで自身の教義に盛り込んだのです。
それが悪人正機説なのです。
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今回はこれにて失礼いたします。
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