世の中には難解な文章が多い。その理由は?その存率理由は? (加藤秀俊)
こんにちは。
この世には非常に難解な本が多数あるものです。
哲学者といわれる人や、宗教の開祖といわれる人たちの本を読むと、非常に難解なのです。
アルチュセールやハイデガーやヤスパース、西田幾多郎…こういった人たちの本を読んでも、何やら意味が不明で、読後の感想を書けといわれても、難解でよくわからなかったのです。
また、親鸞、道元といった開祖たちの本を読んでも、非常に難しかったです。
宗教というのは衆生の精神的な幸福を目指すためにあるのにもかかわらず、こういう難解な文章を書くのはいかばかりか…そんなことを考えたのです。
確かに、外国の思想家の書いた本は、日本語では書かれていないために、それを翻訳する過程で、難解になってしまったのでしょうか?
宗教の開祖の書いた書物も、当時と今では単語の意味も違うし、表現句法も違っていたでしょう。
しかも、こんにちのように東京弁でほぼ統一されていたわけでもないゆえに、地方の方言で書かれていたがゆえに、それを完全に現代語へ直すのは難しいがゆえに、やはり難解なままになっていたのでしょう。
また、日本の政治学の学者では世界的に認知されている丸山眞男も一緒でした。
私の属した大学の法学部にいた政治学史の教授が言っていたのは、「丸山こそは政治学の神様」といっていたのです。
私のゼミの先生も、丸山について「頭がいいっていうのはこういうことかなって思いました。」といっていたのです。
その先生は学生時代から今まで、何回丸山の本を読んだかわからなく、もうボロボロだということでした。
そんな凄いというのならば、自分も読もうという気概が起きて、丸山の本を買って読みましたが、感想は難解で読みづらい、ということに逢着しました。
引用が多く、しかもそれらは古文や漢文からのが多くて長いので、集中力が萎えていくのがわかりました。
それで無理やり鼓舞して読破しましたが、読後の感想はまるで空白なのです。
こうでは、読む時間がもったいないので、もう丸山の本は読まないと決めたのです。
そして、勢いで買って読んだものは、すべて売りに出しました。
それで後悔はなかったです。
しかし、どんなものにも特長はあるのです。
そういう難解な本をみると、これはどういう意味かな、といった疑問を抱くことによって、人々の関心を集めるということは特長としてあると思います。
それによって、そこに書いてある重要なことを多くの人が読むことによって、人を啓蒙して、社会をよき方向へ導くことがある、ということがあると思います。
ただ単に難解な本で、そこに重要事項がない、あるいはあってもそんなに大した量がないのであれば、学問としての存立理由がないでしょう。
そういう難解な本が1960年代や70年代に流行りましたが、それに乗じて、意味なく難解な本を書いていた著作家も大勢いたことは確かですが、それでは意味がないので、そういう著作家のは読まないでいいとしているのです。
そういう本を自身でかけといわれてもできた話しではないので、私は平易で分かりやすい文章で書くことを第一にしているのです。
確かに「犬が東を向いたら尻尾は西を向く」といったようなあまりに意味なしな文は感動を呼び起しませんが(笑)、かといって難しすぎる文章は忌避したくなるのは確かです。
ゆえに、平易な文章を心掛けているのです。
それは、平易でありながら、読む人の人生を啓蒙する威力を秘めている本を書いている人を見本にしているのです。
大川隆法、堺屋太一、久保有政、外山滋比古、桑原武夫、梅棹忠夫、大山倍達、佐伯啓思…こういった平易な文章、分かりやすい文章を書きながら、人の心の啓蒙をする力を秘めている著作家を私は見本にしているのです。
それと、故人である加藤秀俊(下写真)ですね。
この人の書いた『自己表現』という本を読んで、平易な表現を書くべし、という趣旨のあとがきがいまだに脳裏に残っているのです。
それが今でも、いい意味で後を引いているのです。
ここまで啓蒙してくれる人は稀です。
平易な文章を書くべき、ということだけで、この人にぞっこんになったわけではないのです(笑)。
その他、いろんな魅力を内包していたがゆえに、「平易な文章を書くべし」という文章を読んで、さらにぞっこんになったということです。
1つの文章だけで、その人を著作家として尊敬するようになるわけではないのです。
その著作家を好きなるかどうかは、まず1冊の本を読んで、それにすごく感銘を受けることがまず最初に大事なことでしょう。
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⇒加藤秀俊‐この社会学者を科学する
今回はこれにて終わります。
ありがとうございました。
失礼いたします。

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